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電光[でんこう]
電光(でんこう)は、大日本帝国海軍が開発させ、太平洋戦争後半に試作された夜間戦闘機である。機体略番は「S1A1」。 == 概要 == 18試丙夜間戦闘機「電光」(S1A1)は、 1943年(昭和18年)に対B-29用に愛知航空機へ試作指示された夜間戦闘機(丙戦)である。夜間戦闘機として最初から設計開発された機体は、日本においては「電光」が最初で最後であった。 海軍からの過大な要求に応える為様々な装備を行った結果、全備重量は当初予定をはるかに超える10トン強となり、「銀河」を上回る巨大戦闘機となった。この為、要求どおりの性能を満たすことは極めて困難な状態になり、1944年(昭和19年)の海軍における試作機種の整理の対象となり増加試作は中止されたが、既にモックアップまで完成していたため、製造中だった2機のみ試作されることになった。 しかし、1945年(昭和20年)の空襲により完成寸前の1号機が被爆、焼失、2号機もその後被爆、焼失し、終戦までに1機も完成しなかった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「電光」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aichi S1A 」があります。
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